「あれ?俺なんか最近顔変わった?」
特に体重が増加したわけでもないのに、鏡に映った自分の姿に違和感を感じたことありませんか?
実はお顔周りの『たるみ』の原因は、体重の増減ではなく
皮膚を支えるコラーゲンと筋肉の減少が原因といわれています。
それゆえ、顔のたるみに対するとてもシンプルな対策としては
「コラーゲンを減らさないこと」、「できるだけ筋肉を強く保つこと」が重要になっていきます。
この記事ではそんな男性の顔のたるみ悩みについて
コラーゲンと筋肉を減少させないためには、どんなことに注意したらいいのか?
また医療機関で行われている「たるみ治療」には、どういった種類の対策が存在するのか?といった観点で、書き進めていきました。
「近頃、顔のたるみが気になる・・」といった際には、参考にしていただけると幸いです。
それではよろしくお願い致します!
目次
男性の顔のたるみの原因となるもの
顔のたるみの原因 その①紫外線
紫外線には、A波、B波、C波という3つの種類があるといわれています。
波長が長いほど体の奥まで届き、波長が短いほど生物に与える障害が大きくなる、といった特徴があります。
※波長は、A波が最も長く、C波が最も短い
幸いなことにC波に関しては、非常に毒性が強いながら、大気中に吸収されてしまうため、地上にいる私たちの所にまでは届きません。
一方、A波は皮膚の奥にまで達して、コラーゲンを破壊し、シワやたるみの原因となります。
「紫外線がシミの原因となる」ということはよく知られたことですが
紫外線によって発生する、活性酸素がコラーゲンを破壊し、最終的にはそれがかつては凛々しかったお顔をたるませる原因ともなっているという事実に関しては、あまり想像できないという男性も多いのではいないでしょうか。
今まで「男だし、別にシミぐらい!」と紫外線に無関心でいても、それが顔の輪郭を変えてしまう原因にもなっていると考えたら、ちょっと怖いですよね。
顔のたるみの原因 その②表情筋の衰え
歳を重ねるごとに身体の節々に何らかの影響が出てくることは当然のことのようにも思えますが
こと表情筋に関しては、個人によって差が現れる部分であると考えられています。
私たち大人は子供の頃と比べ、大きく口を開けて笑うことがなくなり、それに比例するように表情筋を使う場面というのも限定的になっています。
「いやいやそんなことはないよ、僕の笑顔は取引先のお客さんに評判がいいんだ!」といった方や、大人になってからの方がよく笑うようになった人もいると思うので、一概には言えないかもしれませんが
今、小学生の時のようにウ◯コネタで1時間も笑っていられるかと聞かれれば、ほとんどの人は1分ともたないのではないでしょうか?
それは極例としても、私たちは無意識のうちに年齢を重ねるにしたがって、笑いのハードルを上げてしまっているといえると思います。
自宅で出来る、表情筋トレーニングを生活の中に取り入れてみるのも一つの方法ですが
単純に、意識的に人と会ってみたり、自身が心揺さぶられる事象に対して、素直に感情表現するというのも効果的かと思います。
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顔のたるみの原因 その③睡眠不足
コラーゲンの生成を促す成長ホルモンは、『お肌のゴールデンタイム』と呼ばれる、夜の10時から深夜2時の間に分泌されます。
また肌は日中、紫外線や外的な刺激によって傷つけられたとしても、ある程度であれば眠っている間の、創傷治癒効果により、再生しようと試みますが
この時間帯に眠ることなく活動していれば、それらの回復機会を損失してしまいます。
大人の事情や付き合いなどもありますので、100%完璧な快眠を目指すというのは困難かもしれません。
ただ、睡眠がもたらす肌への効力は、どんな高価な化粧水にも勝りますので
睡眠のあり方を見直すだけでも、肌の質というのはグッと良くなっていきます。
《参考記事》
ゴールデンタイムに寝ることがシミや肥満の予防につながる?睡眠の質と美容の関係性について
顔のたるみの原因 その④喫煙
人生の中でタバコは切っても切り離せないという方もいらっしゃると思いますので、ここは気になる方だけお読みいただければと思います。
喫煙をすると人間の身体にとって有害な化学物質が血中を流れ、血管の内皮細胞を傷つけます。
傷口にコレステロールや血中の繊維がこびりつくと「かさぶた」となり、このかさぶたによって動脈が硬く変化します。
(これを『動脈硬化』と呼びます)
動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞の原因となることもあり、私たちの身体もそれに対抗しようと、白血球から「エラスターゼ」という分解酵素を放出し、そのかさぶたを溶かそうと試みます。
そこまではいいのですが、実はこの「エラスターゼ」、皮膚の若返り三大物質「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「エラスチン」のうちの一つ、エラスチンを溶かしてしまう物質として知られています。
つまり、喫煙をすると、私たちの身体は血管を治すために「エラスターゼ」を大量に分泌し、動脈硬化から体を守ろうしてくれるのですが
結果的に、それらの反応は若返り物質をも分解してしまい、肌を老化させることに繋がってしまう、ということになります。
医療機関で行われている「たるみ治療」
一般的にシミや顔のたるみの治療には、健康保険の適用はありませんが、現在では男性でもクリニックを利用する人が増えていると言われています。
ここではその中でもポピュラーなものをいくつか取り上げてみたいと思います。
ヒアルロン注射
ヒアルロン酸は本来体内に存在する成分ですが、これを直接外からほうれい線に注入するのが、ヒアルロン注射と呼ばれるものです。
注射後はおよそ3ヶ月から6ヶ月の間で体内に吸収されてしまうため、定期的に注射する必要がありますが、医療機関が行う「たるみ治療」としては最もポピュラーなものとなっています。
ウルセラ
超音波を利用し、表情筋の筋膜を収縮させる治療方法で、皮膚を引き上げ、コラーゲンの生成を促します。
ヒアルロン酸注射と比べると、持続期間が長く、およそ半年から1年間効果が続くと言われていますが、金額的には30万円を超えることが多いようです。
ショッピングスレッド
ちょっと怖い話に聞こえるかもしれませんが、糸の刺激によってコラーゲンの生成を促す治療方法が、この「ショッピングスレッド」と呼ばれる手法です。
身体の中で自然に溶けていく極細の糸を100本ほど頬に埋め込み、皮膚を引き上げていきます。
こちらも予算としては30万円を超えていきますが、効果は1年ほど持続すると言われており、処置する時間も30分ほどとのこと(内容だけ聞くとすごい大変そうですが)。
日常生活の中で行うことができる、顔のたるみ対策
抗酸化作用の高い食材、コラーゲンの生成を促進する食材を食べる
日々の食事の中で行うことができる対策としては、体内の活性酸素を消してくれる働きを持つ食材を取ることが挙げられます。
具体的には、ビタミンA、C、Eなどの抗酸化作用の高い食材です。
トマトに含まれているリコピンと呼ばれる物質は、食材の中に含まれる物質の中でも、特に抗酸化作用が高いものとして知られています。
また大豆食品などに含まれるイソフラボンも、コラーゲンを生成を促進すると言われており、顔のたるみのみならずシワ対策としても有効です。
温泉や毎日の入浴で肌を温める
肌は温められることで、「ヒートショックプロテイン」と呼ばれるタンパク質を生成します。
ヒートショックプロテインには、コラーゲンの分泌を増やす作用があるため、ゆっくりお風呂に浸かるというだけでも、みずみずしい肌を取り戻すきっかけを作り出すことができます。
何か温泉というと、肌に良い成分を吸収しているイメージの方が強いですが、(温められることで)体内の循環が良くなると知ると、よりお風呂が楽しくなりそうですね。
「男性の顔のたるみの原因 筋肉とコラーゲンの減少を食い止めよう!」のまとめ
・顔のたるみの原因は、皮膚を支えるコラーゲンと筋肉量の減少によるもの
・いかにコラーゲンを減らさないか、いかに筋肉を強く保つかが重要
・紫外線によって発生する活性酸素は、肌のコラーゲンを破壊する
・大人は子供と比べ、表情筋を使う場面が限定的になっている
・睡眠がもたらす肌への効力は、どんな高価な化粧水にも勝る
・喫煙をすると、「エラスターゼ」という分解酵素の働きにより、若返り物質「エラスチン」が分解されてしまう
・医療機関で行われているたるみ治療は、健康保険の適用は効かないながら、様々な種類の治療方法が存在する
・顔のたるみには、ビタミンA、C、Eなどの抗酸化作用の高い食材を摂取するのが効果的
・肌を温めることによって「ヒートショックプロテイン」と呼ばれる、コラーゲンの分泌を促すタンパク質が生成される
おわりに
お疲れ様でした!
今回は顔のたるみの原因とその対策、医療機関で行われている一般的なたるみ治療にはどんなものがあるのか?といった視点で書き進めさせていただきました。
加齢とともに肌のコラーゲンや筋肉量が減少していくのは必然的な事ですが、できる限り良いコンディションというのは維持していきたいですよね。
また原因を一つ一つ見ていくと、何か特別難しいことばかりではないように感じますので、普段の生活のなかで、ほんの少しでも心と身体の健康に目を向けていくというのが大事なのかもしれませんね。
それでは長文最後までお付き合い頂きありがとうございました!
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