こんにちは、たけまるです。
先日、下の歯の親知らずを抜歯してきました。
これで左右両サイドの横向き親知らずを抜き終えたので、その備忘録として今回記事に残しておくことにしました。
これから体験する場合に知っておくといいと感じたことなど記載していきますので
気になる箇所だけでも見ていっていただけると幸いです。
それではどうぞ!
目次
「横向きの親知らず」ってどうやって抜くの?
完全に横向きにはえている歯のことを水平埋伏歯(すいへい まい ふく し)といいます。
このタイプの親知らずは通常通りまっすぐ生えているものよりも抜歯が難しい状態です。
そのため私の横向きの親知らずも、歯ぐきを切開してめくりあげ、頭の部分を削り分割しながら抜歯しました。
埋まってる親知らずを抜かないとどうなるの?
横向きに埋まっている親知らずを抜歯せずそのままにしておくと
どうしても奥の歯にハミガキの行き届かないスペースができてしまい、虫歯や歯周病の原因になってしまいます。
また口腔環境の悪化で口臭や歯ぐきの腫れなどの症状が伴うケースもあります。
※ただ水平埋伏智歯でも抜かなくてもいいケースもあるので、詳細は担当医の先生にご相談してください
「横向き親知らず」を一本抜くのにいくらかかるの?
今回の私のケースだと、CT(Computed Tomography)検査、当日の手術代、抜歯後に処方される抗生剤、痛み止め、全て込みで7,200円でした。
※下の歯の片側1本のお値段です
CTは別室で画像のような形式で立ったまま撮影しました
「横向き親知らず」を抜くのは痛い?
これはかなり個人差があり
そのときの「歯の埋まり度合い」
または利用する歯科医院の「専門性」(得意分野か否かなど)によって
左右される部分は大きいのではないかと感じました。
横向きの親知らずの手術で『痛みを感じる』とすれば、歯を分割した後の「歯ぐきに半分残った歯を引き抜く」瞬間かと思います。
実際の手術では、一応麻酔をしているので、歯ぐきから頭が見えている歯の切断自体は(ウィーーン!という音はすごいのだけど)
まぁ耐えられるかなといったレベルだったのですが
その後の「歯ぐきに半分残った歯を引き抜く」といった工程は、人によってかなりの痛みを伴います。
もちろん麻酔はしているのですが、根っこはつながっている部分を引っ張られるので、ものすごく「感度が高く」
長期戦になればなるほど、辛さは増すかと思います。
私の場合でいうと1回目(左の歯)、2回目(右の歯)と左右それぞれ別の病院でやったのですが
1回目(左)は腫れはしたけど手術自体はそこまで痛くはなかったのですが、2回目(右)は手術かなり痛かったです。
親知らずを抜くときに大学病院を利用するのはなぜ?
横向きの親知らずの抜歯について調べていると、大学病院、もしくは総合病院など大きな病院を利用したといった声を耳にします。
歯医者さんはお住いの町にもいくつかあると思うのですが
なんでだろう?何が違うのだろう?といった疑問は私も持っていました。
結論から先にお伝えすると、親知らずを大学病院や総合病院で抜くメリットとして
・外科に特化した歯科医師が多く在籍していて、抜歯慣れしている
・麻痺などの事故が起こったときの処置をスムースに行うことができる
といった点があり利用する人も多いようです。
横向きの親知らずは近所の歯医者さんでは抜けないの?
町の歯医者さんでも、横向きの親知らずに積極的な所もある
これは受診した歯医者さんによって少し対応が変わってくると思います。
私の場合でいうと1回目(左)のときは
A先生:「タイミングみて若いうちに抜いっちゃった方がいいですよ。やるなら紹介状書くから言ってください」
私:「やっぱり完全に横を向いている親知らずだと、大学病院になるんですね」
A先生:「いや、まぁう〜んウチでもできないわけじゃないんだけどね・・」
といったやりとりでした。
そのため、紹介状を書いて頂いた大学病院へ後日受診する形となり、そこで1回目(左)の親知らずの手術をしてきました。
その後、やや間隔があいて、別の病院で2回目(右)の親知らずに関して、相談した際は少し対応が違いました。
私:「スケジュール的に余裕ができたので、右下の親知らずも大学病院などで治療しようかと考えています」
B先生:「そうですね、若いうちにとっておいた方が後々いいかと思いますよ。でも、ウチでもできますよ」とA先生と比べると前のめりな雰囲気で
町の歯医者さんでも、横向きの親知らずの治療に関して、消極的なところ、逆に積極的なところがあるのだと知りました。
町の歯医者さんで横向き親知らずを抜く際にチェックした方がいいと思ったこと
口腔外科の有無、痛みの少ない治療を目指しているか
私たち一般の人からしたらなかなか見分けがつきませんが、一言に歯医者といっても「一般歯科」と「口腔外科」といったものがあります。
「一般歯科」は私たちがまさに思い浮かべるような、虫歯や歯周病の予防や治療を行うところです。
それに対して「口腔外科」は、口の中以外にも、あごや顔面の疾患の治療も行なっています。
同じ歯科クリニックというくくりでも、一般歯科だけを専門にやっている病院、口腔外科に力を入れている病院と様々です。
また病院によっては「痛みの少ない抜歯」をモットーに掲げているところや「親知らずの抜歯を専門に扱う施設」もあります。
横向きの親知らずを抜いた後の生活
患部の腫れ、大変だったこと
横向き親知らず抜歯後の腫れ方としては、リスが口に食べ物詰めまくってるみたいな様子になるんですが
体感として「患部が硬直している」のをすごく感じました。
その部位が時折ズキズキしたり、熱を帯びているせいか
私の場合は「頭痛」と「軽度の発熱」がありました。
また右を抜いた後は平気だったのですが
左の横向き親知らずを抜いた後は「頭がきしむような感じ」があり
寝っ転がる際に「枕をどの角度に変えてもベストフィットなポジションが見つからない」という状況に陥り、しばらく寝苦しい夜が続きました。
食事について
食事に関しては、患部に当たらないように
反対の歯を使って食べていました。
もしかしたら早い段階で普段の食事に近いものを食べる人もいるのかもしれませんが
傷が完全にふさがっていない、まだズキズキする状態だったので
私の場合は(もし間違って患部に触れちゃっても)「心配ないレベルの食べ物」を選んで最初は食べていました。
【抜歯の翌日から3日目ぐらいまでに食べていたメニュー】
・おかゆ
・ウィダーインゼリー(またはスーパーで安く売っている類似品)
・ヨーグルト
・おさかなソーセージ
・はんぺん など
ただ歯はなくても食欲はあるので、やはりだんだん噛み応えのある食事が恋しくなります。
4日目から5日目に入るとだいぶ食べられる範囲も広がっていきました。
素うどんに色々具を入れたのものなんかも食べてたと思います。
1週間から10日後に抜糸
ちょっと紛らわしいのですが「抜歯」も「抜糸」も一般的には「ばっし」と読みます。
ただ歯医者さん間では伝える際に、同じ読みだと患者さんが混同する可能性があるので、糸の「抜糸」のことを「ばついと」と呼ぶことがあるそうです。
この「抜糸」は文字どおり、患部を縫合した糸をとるものです。
だいたい歯を抜いてから1週間から10日後に行います。
この「抜糸」自体は全然痛みもなく、料金も600円程度でした。
これから横向き親知らずを治療しようと考えている人に伝えたいこと
私の教訓としては
いつ抜くか?というスケジュール的な調整の部分にばかり目がいっていた点があります。
私の抜歯は、1回目はそれほど耐えられないといったレベルのものではなかったのですが、2回目のときはなかなかの痛みが伴うものでした。
※1回経験していたので「2回目も同じ感じだろう」と思っていたのかもしれません
横向きの親知らずの抜歯において、痛みを伴うのは
その人の「歯の埋まり具合」や利用する病院の「専門性」(得意分野か否かなど)によってかわってくると思います。
私の2回目がなぜ痛かったのかは明確ではありませんが
私自身が準備する段階で「痛みの少ない抜歯」について当初あまり積極的に考えていなかったことは確かだと思います。
「レントゲンを見るからに普通には抜けなそうだし、それなりには痛みがあるかもね」と覚悟しているようでぼんやり構えていた部分がありました。
また親知らずで調べると、抜歯後の顔が膨れる写真がたくさんアップされていることもあり、抜く痛さ自体にフォーカスがあまりいってなかったのかもしれません。
(まっすぐ生えている親知らずだったら別ですが)
今終わってみれば、実はそういった「負担の少ない手術、治療」といった観点で探せば、いろんな選択肢があったように感じます。
だから、もしこれから横向きの親知らずを抜こう、治療しようとお考えの人がいたら
「後回しにしてたら後々まずいから、とりあえずスケジュール組んじゃおう!」と思う気持ちもわかるのですが
数記事でもいいので体験した方のブログ記事を読んだりして、可能な限り「痛みの少ない」セッティングをしてもらえたらなと感じます。
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