肌活を頑張るなら、やっぱり乳液もつけた方がいいのかな?

スキンケアを見直してみようかと感じながらも
乳液や美容液の使用に関して、疑問をお持ちの男性も多いのではないでしょうか?
今日はそんな「乳液の必要性」を考える上で、一つのモノサシとなる
男性の肌質の違いをみていきたいと思います。
気になると感じた太字の箇所だけでも参考にしていただけると幸いです。
それではよろしくお願い致します!
①化粧水と乳液の役割の違いを知る
きちんと保湿するには、水性保湿成分と油性保湿成分をバランスよくとってあげる必要があるため、原則として化粧水をつけた後に乳液が使われることが多い
②自分の肌質に合ったアプローチをする
人の肌は「普通肌」「乾燥肌」「混合肌」「オイリー肌」と大きく分けて4つに分類することができ、各々が持つ肌質に応じて乳液の分量をコントロールするのがおすすめ
③年齢による肌質の違いを理解する
肌質は年代によって変化していくこともあり、その時々の肌のコンディションに応じた対応をしていくのが大切
化粧水と乳液の役割の違い
化粧水の役割

洗顔後の肌は皮脂や汚れを落としているので、きれいで清潔状態ですがとても無防備な状態でもあります。

化粧水はまっさらになった肌に水分を与えるという重要な役割を担っていて、美容液等の有効成分を吸収しやすくする働きも持っています。
乳液の役割
一方で、乳液はというと
「水分と油分」をバランスよく配合した液体です。

スキンケアの場面において乳液は化粧水が肌に与えてくれた潤いや有効成分を「肌の内側へ閉じ込める役割」を担っています。
化粧水をつけると一見みずみずしさが保っているような印象を受けますが、何もしないとその潤いや有効成分は蒸発して失われてしまいます。

つまり乳液を使うことで肌をより確実にケアすることができるのです!
保湿をするのに必要な2つの成分
化粧水だけでは足りない理由

皮膚トラブルをなくし肌を正しい状態に保つには『保湿をすること』がとても重要です。
そして、きちんと保湿するためには、水性保湿成分・油性保湿成分の2つをバランスよく補ってあげる必要があります。
そのため、化粧水乳液美容液といったステップを取ることが多いのですが、スキンケアを手間に感じる男性であると「化粧水だけ」付けているという方も多いかと思います。

しかし実は化粧水には、保湿に必要な油性成分や美容成分が配合しづらいといった事情があります。
化粧水のベース成分について
化粧品は主に「水・水性成分・油性成分・界面活性剤」をベースに作られています。
そのなかで化粧水の場合は、モノによっては全体の90パーセント以上が水で構成されている場合もあります。
そうなると、ほとんど「水」に近いことがわかります。
「油性成分がバランスよく含まれる」乳液やオールインワンジェルと
「水性成分が多く含まれる」化粧水とでは
ベースになる成分の事情が少し異なるのです。
保湿成分がバランスよく含まれる「オールインワンジェル」
そのためもし簡単にすませたい場合は、化粧水だけよりも「オールインワンジェル」を使用するのがおすすめです。
これらには、水溶性と油溶性の保湿成分がバランスよく含まれているからです。
《オールインワンジェルとは?》
オールインワンジェルは、基礎化粧品としての機能(化粧水、乳液、美容液)が1つにまとまったスキンケア用品です。
通常のスキンケアでは、化粧水で保湿したあと、さらに美容成分を加えることが多いですが
オールインワンジェルでは全ての役割を網羅しているため、忙しい朝や外出時のケアなどには大変使い勝手の良いアイテムです。
参考記事:選べる肌質別オールインワン、クワトロボタニコ使ってみた
人によって異なる肌質
人の肌は同じように見えて、実はみんな微妙に異なる肌質を持っています。
また今の肌質もライフサイクルの過程で変化していくこともあります。
大事なのは今自分がどういった肌質かを知り、コンディションに応じたケアをしていくことです。
乳液が必要な肌質とは?
肌質は大きく分けると4つに分類できます
乳液 | おすすめのケア用品 | |
普通肌 | 必要 | 化粧水、乳液、美容液 |
乾燥肌 | 必要 | 保湿力が高いケア用品 |
混合肌 | 量を調節 | 乾燥ベタつきに応じて対応 |
オイリー肌 | 量を調節 | さっぱり系乳液、ビタミンC誘導体 |
この中でもオイリー肌の人の場合は、毎回乳液が必要というわけではありません。
普通肌、乾燥肌の人は乳液を使ったスキンケアがおすすめです。
※混合肌の人は、部分ごとに量を調節する方法がベターです
例)皮脂が出やすいTゾーンは少なめに、頬(ほほ)などの乾燥しやすい部分は多めに塗るなど
年代による肌質の違い
肌に限らず、年齢を重ねれば身体のあらゆる機能に衰えが目立ってくることということは、なんとなく想像はできますが、いざ具体的に
「20代の男性と30代の男性、40代の男性の肌質では、何がどう違うの?」
と問われると、意外とパッと思い浮かばないものかと思います。
この章では、年代に応じて男性の肌質にはどんな違いがあるのか?順番にみていきたいと思います。
肌の傾向 | 必要なスキンケア | 乳液の重要度 | |
20代 | 皮脂量が多い | 保湿、皮脂のコントロール | 普通 |
30代 | 皮脂量が低下 | 保湿、紫外線対策 | 高い※ |
40代 | 乾燥がち | 保湿、シミやしわ対策 | 高い※ |
※年代の大きな枠組みで考えた場合、プラスで自身の肌質の傾向も参考に
20代男性の肌の特徴

20代の男性の肌には、主に次のような3つの特徴があります
・男性ホルモンの分泌が多く、皮脂分泌が盛ん
・顔がテカりやすい
・肌のバリア機能が強い
男性の10代から20代は、皮脂の分泌量が最も盛んな時期になります。
それゆえ、顔のテカリやニキビなど、見舞われる肌トラブルも、過剰な皮脂の分泌を原因とするものが多くなっています。
一方、20代の強みとして挙げられるのが、『肌のバリア機能』の強固さです。
20代の男性の肌は、水分量が多く、表層の角質層はうるおいを保っているため、外敵がきても、その強固なバリア機能が、肌をしっかりとガードしてくれます。
※20代でも、「テカり」より「乾燥」の方が気になり、ニキビに悩まされることが少ないという人もいます。
30代男性の肌の特徴

30代の男性の肌には、主に次のような3つの特徴があります
・皮脂分泌量が低下
・肌のコラーゲンが減少
・肌の老化により、シミやしわなどのトラブルが
30代は20代と比べると、少しずつ皮脂の分泌が低下してきます。
今まで常に肌の過剰な分泌に悩まされてきた人にとっては、テカりやニキビなどの肌トラブルに見舞われる回数は少なくなっていく傾向があり、肌のお悩みとしては「乾燥」によるものが増え始めていく時期でもあります。
また30代も後半になると、真皮のコラーゲン量が低下するため、肌のハリが失われていきやすくなります。
肌トラブルとして、シミやしわなどの症状が見られるようになるのもこの時期で、スキンケアとしても、アンチエイジング対策に重点を置いたものが必要になっていきます。
40代男性の肌の特徴

40代の男性の肌には、主に次のような3つの特徴があります
・肌のターンオーバーサイクルが長くなる
・シミやシワが目立ち始める
・乾燥しがちになる
40代男性の一つの大きな特徴としては、ターンオーバーの周期が長くなることが挙げられます。
目には見えませんが、肌は常に新陳代謝を繰り返し、古いものから、新しいものへと変化しています。
通常、肌のターンオーバー(新陳代謝)は、28日の周期で行われていると考えられていますが、加齢に伴い、この周期が徐々に、長期化し、肌の再生が遅くなり
シミやニキビなどが回収されづらくなったりします。
40代に差し掛かると、今まで受けてきた紫外線のダメージが表面化し始めますが、肌を「リカバリーする機能」が衰えているからこそ、それらのトラブルに対しても、対処し難いものとなっているといえます。
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乳液の有無は、肌のコンディションを見ながら
《皮脂量が多くあるときの乳液の使い方》

もし、自身の肌の状況をみて「皮脂の分泌が十分にある」と感じる場合であれば
乳液をつけるにしても、乾燥しやすい目元や口元だけ重点的にぬったり、日焼けなどでダメージを受けてしまった時などにしっかり保湿してあげる
という形で対応してあげるのがグットかと思います。

また20代で皮脂量が気になる場合は
皮脂の過剰な分泌を抑え、ビタミンCの効果を高める「ビタミンC誘導体」配合の化粧水を使用するなどして対応するのがおすすめです。
ビタミンC誘導体
ビタミンCには、皮脂の分泌を抑制する効果があります。
しかし、ビタミンCは水溶性のため、ほとんどそのまま直接肌に入るということはありません。
そのため、肌にビタミンCを浸透させ、身体の中でビタミンCの作用を働かせるには、ビタミンCの仲介に入ってくれる存在が必要となり
その役割を担っているものこそが、ビタミンC誘導体ということになります。
《40代男性には乳液とプラスαで美容液も》

40代男性には乳液の他に低下したコラーゲンを増やす作用を持つレチノール配合の美容液
高い保湿力のあるセラミド成分配合の美容液、もしくはクリームがおすすめです。
レチノールとはビタミンAの一種。
特徴として、ターンオーバーの促進、表皮ヒアルロン酸の産生、真皮コラーゲンの密度の増加などがある。
赤みや皮むけ、ヒリヒリした刺激を感じることもあるので、肌の状況を確認しながら使用する。
結論:「肌質」と「年代」を考慮してスキンケアしよう!

スキンケアと一言で言っても、各々で持っている「肌質」また「年代」も異なることから、その2つを考慮したケアをしていくのが大切です。
例えば、20代では肌がオイリー肌だった人も、30代40代に差し掛かった頃にはまた違った肌質になっているかもしれません。
乳液 | おすすめのケア用品 | |
普通肌 | 必要 | 化粧水、乳液、美容液 |
乾燥肌 | 必要 | 保湿力が高いケア用品 |
混合肌 | 量を調節 | 乾燥ベタつきに応じて対応 |
オイリー肌 | 量を調節 | さっぱり系乳液、ビタミンC誘導体 |
その時の年齢や肌のコンディションに応じた対応を心がけていきましょう!
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